サンクトガーレンのバーレーワイン、el Diablo。
こちら5年の熟成が可能なビールです。
そんなビールが頒布会では、今年のと昨年のがセットになって届きます。
熟成させておいてもいいんですけど、なんとなく、いただいたビールを飲み比べてみたいなと思いまして、2020年と2021年のel Diabloを飲み比べることにしました。

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右が2021年、左が2020年です。
見た目にはあまり変わりはないかなぁ。
それよりも違いはラベルのデザインですね。

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原材料やアルコール度数の記載が2021年からは、ラベルの裏に来ましたね。
この違い、表のラベルがかっこよくなったなぁ。
ちなみに原材料は麦芽とホップのみ。
アルコール度数は10%です。
さて、そんな熟成具合を確認してみましょう。

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まずは香りから。
香りの強さは2021年です。
こちらの方がホップの香り、焙煎された香ばしい香りをはっきり感じます。
2020年は落ち着いた香りというか、香りはあまり立ってないような気がします。

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続いては味わい。
2021年は甘味が強く、そして苦味もしっかり。
甘苦い、いや、苦甘い味わいです。
対して、2020年は苦味の強さが落ち着いて、味わいに丸みが、そして、どこか生薬っぽい味わいを感じます。
生薬っぽいっていうと、なんか良くないので、言い方を変えるとスパイシーさを感じるようになったというべきか。

ホップの苦み、アルコール度数、焙煎された麦芽の甘みを感じやすいのは2021年かなぁ。
決して荒々しいわけではないんですけどね。
2020年は熟成により味が落ち着いた感じ。
うーむ。
面白い。

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個人的な好みは2021年です。
少し前からel Diabloはその年のが飲み頃なのではないかと思っていました。

今回、1年熟成と比べてみて、その考えがより強くなったなという感想。
好みの問題もあるので、全員が全員というわけではないと思いますけどね。

2020年は飲んでいると、ホップの苦味というより焙煎された香ばしさをより強く感じるようになって、落ち着いた味わいというのが、より強くなります。
それが好みな人もいるので、なかなか難しい。
だからあくまでも僕の好みということで。

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いやはや、面白い飲み比べでした。
これは当然、Un angelでもやらないとな。
そんなことを考えながら。