サンクトガーレンからこの時期に発売される、バーレーワインのel DiabloとウィートワインのUn angel。
どちらも美味しくいただきました。

どちらの方が苦いのか?という質問をいただきまして、その観点ではこの2つを考えてみたことがありませんでしたので、実際に飲み比べて確認してみようかと思います。

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ということで、右がバーレーワインのel Diablo、左がウィートエールのUn angelです。
色合いとしては、el Diabloの方が濃い色合いです。
この辺り、苦味の感じ方に影響はあるのでしょうか?

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原材料とアルコール度数はどちらも同じです。
原材料が麦芽とホップ、アルコール度数が10%です。
麦芽といっても大麦と小麦があります。
el Diabloが大麦麦芽、Un angelが小麦麦芽ということになるのかなー?

というか、比べてみるとラベルの貼り方にばらつきが・・・(笑)
比べたからこそ分かる違いでしょうか。

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さて、それでは飲み比べ。
どちらが苦いかということだけでなく、いろいろと比べてみたいと思います。
ということで、まずは香りから。

どちらも甘い香り漂うビールです。
単独でのel Diabloは、ホップの香りがしっかり。
ですが、Un angelの香りを嗅いだあとだと、その香りの強さとして、焙煎された麦芽の香ばしい香りが引き立ちます。
Un angelはホップの苦味が鋭いというか、すっきりした香り。
el Diabloに焙煎香を感じたからこそ、そう思ったのかもしれません。

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続いては味わいです。
違いは甘味でしょうか?
Un angelは甘みをとても強く感じます。
苦いけど甘いビール。
そんな甘さの奥に感じる苦味は、鋭さがあって、この甘味がなければもっと強く感じていたであろうわけで、それを考えると、相当、苦いビールなのだと思います。
el Diabloは、焙煎された甘苦さにホップの苦味が追加されています。
甘味も感じますけど、苦味の中に甘味を感じるビール。

甘味と苦味の感じる順序が異なるビールの飲み比べ。
そんな感想です。

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どちらが苦いのか?という問いに対する回答はel Diabloより Un angelなのかという感想です。

甘味も強いし苦味も鋭く強いビール、それがUn angel。
el Diabloは甘みもある穏やかに苦いビール。

どちらが苦いのか、なかなか難しいんですけど、この評価からはUn angelが苦いという結論になりそうです。

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今回の飲み比べ。
単純にどちらが苦いかを言葉にしてみるのが、難しいなと思いました。
でも、それが楽しかったりね。
いやはや、楽しい飲み比べ。
おすすめです。