前回、退院後の初外来で、結果説明を受けました。

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断端陽性の文字が本当にインパクト!
ちょっとでもがんを学んでいたら、これ、相当にリスキーなことです。
いや、かなりまずいねって考えます。

だから、5月29日の受診後、さすがに少し落ちました。
なるようにしかならないってのもわかっています。
だから、どうなるを考えてしまうわけですが、基本、取り切れてなくて...を考えてしまうんです。
細かに経過を考えるんじゃなくて、取り切れてなくて死ぬんだなを…

特に夜!
昼間は明るい気持ちで死を考えられますが、夜はダメだなー。
ビールを飲みながら、死について考え込んでしまう自分がいます。
やはり、夜遅くまで起きているというのはよくないですね。


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そんな状況だったので、結果を振り返りたくありませんでした。
自分の体のことだけど、現実から目を逸らしてました。
そんな状況が受診後、1週間くらいは続いたでしょうか?

その一方で、時間が経って、結果を確認する必要というか、どう書かれているのかを自分なりに把握しなくてはいけないということも考えるようになります。
医師に言われたことをもう一度、自分でも確認しなくてはと考える...考えられるようになりました。

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もう一度、この病理結果。
コピーをもらっておいて本当によかった…
一つずつ、内容を確認していきます。

がんの名称は、左の尿管がん。
大きさは306mm。
組織分類は尿路上皮がん。
組織学的異型度は低異型度のG1。

306mmって、尿管全体と言ってもいいくらいの大きさ、それなのに悪性度は低い。
これ、なんとも不思議な感じです。

続いてはがんの転移を考える上で大切なところ。
リンパ管侵襲 (ly:lymphan):ly(-) リンパ管侵襲が認められない。
静脈侵襲 (v:venous):v(-) 静脈侵襲が認められない。

どうやらがんは局所にあり、どこかに転移をしている可能性は少なそうです。
これはだいぶ安心できる結果!

そして、切除した組織について。
尿管断端: u-ltis:尿管断端に非浸潤癌(上皮内癌を含む)のみを認める。
剥離面断端:RM0:剥離面断端に癌を認めない。

そう、やっぱり問題は、そして解釈が難しいのはここ。
つまり、尿管断端が非浸潤がん。
普通はこれ、先にも書いた通り、がんが切り取れてなかったと考えるのが普通です。
ただ、大きさか306mmにもかかわらず、悪性度はG1。
ちなみに、1ヶ月前にようやくがんと診断。
2ヶ月前は生検でがんを見つけられなかったし、そんなところに疑わしいのもなかった経緯があります。
にもかかわらず、今、306mmのがんがあってってなんかな~…

がんの進行を規定するTMN分類では、pTaN0でstageは0a。
診断書を確認したら、上皮内がんと記載されていました。

この結果を改めて自分なりに考えてみると、この断端の部分ではステント留置による刺激で細胞が変性し、現在、元に戻ろうとする再生性変化が起きていると考えるほうが、がんであるということよりも考えやすいかな?と今は前よりもポジティブにも考えられるようになってきてます。

もともとこの病理結果を踏まえて医師も、再生成変化をとらえたものだと考えたいけど、がんなので楽観的よりは悲観的に考えて対処した方がいいといっていましたしね。

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油断は禁物です。
だから、次からMRIで確認して膀胱鏡もやっていきます。
とりあえず半年、そして一年の経過で問題なければ安心感は増していくと思います。
それをまずは目指しましょうかね。
そう前向きに捉えられるようになってきています。
なにごともないように。
なったときはすぐ手術ですぐ対応できますし。

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子供がかわいいのです。
しかも2人ですよ。
この二人の成長を、ビールを飲みながらゆっくりと見守っていきたい。
だからね、頑張らねばなりません。
独身の時とは全然違いますね。

見つかっても手術で取り切る!
何なら追加の抗がん薬治療も前向きに受けましょう。
何もないのが一番ですけどね。

ようやく少し前向きになってきている今日この頃。
できるだけ、自然体でいきましょう。

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って言っても、やっぱり気になって精神的に不安定になる時もあります。

7

明るい未来を考えた方が、精神的にもいいですから、うまくそういう時はやり過ごすということを覚えないといけません。




楽しくビールを飲みましょう!




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