PODとは、post operated dayの略。
つまり、術後○日目ということです。
今日は、術後1日目を振り返ってみたいと思います。

疼痛は特にないのが嬉しいところ。
なので、夜もしっかり眠れましたし、朝もすこしうとうとしながら気持ちよく目が覚めました。
昨日の夜中に、酸素マスク、心電図モニターが外れ、本当にすっきり。
色々繋がれてるとせん妄になるってのは正しいなと思います。

朝、ボルタレン坐剤をしっかり使ってもらって、尿道カテーテルの違和感を中和。
なんとなくお腹に熱感がありましたが、坐薬を使うことでそれもまた落ち着きました。

午前中、看護師さんに体を拭いてもらいつつ、歩く練習を。
術後、翌日にはもう歩かないといけないんです!

...が、痛みはないので立ち上がれるんですが、立った瞬間に目の前がどんどん白くなる。
起立性の低血圧で、ベッドに倒れ込みました。
身長が高いから余計そうなりやすいのか、よくわかりませんが、とにかく立てない。
なかなかショックです。

すこし休んで、再度トライ。
お、今度は白くはならない。
その場で足踏みをしてみて、様子を見る。
大丈夫そうなので、歩き出してみます。

2

ゆっくりですけどね。
お腹の痛みが全くないのがありがたい。
するする歩けます。
低血圧な感覚は少しありますが、目の前が白くなるような強い症状ではないので歩くことはできそうです。
目標は100メートルということでしたけど、午前中のうちに達成。
なかなかいい調子だ。

相変わらず、体は痒いんですけど、歩いてると痒みは落ち着きます。
フェンタニルの副作用なのか、それとも手術時間が長く、それによる圧迫時間が影響しているのかよくわかりませんが、落ち着けばいいんですよ。
それもあって、歩いてたほうがいいかもなーとは思うんですけど、疲れすぎるのもよくないか。

3

お昼からは食事再開。
お粥だったり消化の良いものですが、やっぱり嬉しい。
思わずがっついてしまったら、食べたあとすこし気持ち悪くなったけど。
やっぱりゆっくりといただく必要がありますね。

午後はまた歩こうと思ってましたが、気がつくと寝てまして、夕方になってしまいました。
それでも歩こうということで立ち上がってみましたが、やはり、初めは立ちくらみます。
2回ほど、立ってはベッドに横になり...を繰り返してから歩き出す。
今度もまた病棟を200メートルくらい歩く。
いい具合ではないか。

4

夕飯もまた消化の良いもの。
豆乳入りのコーンポタージュとかホワイトプリンみたいなやつとか。
なかなか美味しい。

食後、先生たちの回診があり、ドレーンの管は明後日抜くことに。
尿道カテーテル以外はいつ抜いてもいいかなって思っているので、気にしてないです。
尿道カテーテルはできるだけ早く抜いて欲しいけどね。

順調ということ、そして、手術時間が長くなったのは、尿管ステントをずーっと入れていた影響で、尿管が浮腫んでおり、剥がすのに時間がかかったからとのこと。
出血量も40ccと少ないので安心してねということでした。
いやはや、よかったな。

そのあと、坐薬を入れてもらい、ゆっくり。
今日も、睡眠薬を落としたいなー。
結局、使いませんでしたけどね。

この日は、あまり痛みを感じなかったのがよかった。
坐薬の効果だと信じていましたが、あとになって硬膜外麻酔の効果だということが分かりました。
やっぱり麻薬って素晴らしい。
振り返って、掻痒感はやはりフェンタニルによるものであった気がします。
ただ、じゃあ、それでフェンタニルを止めるのかといわれたら、それはよくないと思うので、薬とか使って、だましだましやるのがいいのだと思います。
歩くことで落ち着いたので、掻痒感の訴えのある患者にはより積極的に歩行を行うことを伝えてもいいかな。
起立性の低血圧には要注意ですけどね…








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