今日のビール。

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志賀高原ビール THE FAR EAST 2020.01。
甘く、アルコール感を感じる香りのビールです。
とげとげしい香りではなく、どこか丸みのある香り。
煮詰めた果実のような香りでもあり、アルコール感を感じる香りでもあります。

口に含むと、ほのかに感じる炭酸と、とろりとした飲み口。
苦みを甘みがマスクしているな…と感じる甘味と苦み。
飲み込んだ後はアルコール度数15%だけあって、口の中にアルコール度数の高さを感じます。
丸みはあるのにとげとげし味わい。
これ、おいしいなぁ。

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HPより解説。
THE FAR EAST / Barrel Aged Imperial House IPA ボトル 発売です。
今回で6度目のリリース。
前回は、2018年の11月でしたので、気づけば昨年は出してませんでした。

"アフリカからインドも越えて、極東までいっちゃう、ってくらい強力な IPA"を、さらに、イチローズモルトさんの樽で長期にわたって熟成した特別なビールです。

今回は、樽での熟成期間で、55ヶ月、54ヶ月、49ヶ月、34ヶ月、26ヶ月、20ヶ月、12ヶ月の7種、12樽のブレンド。

本数も勘案して加重平均すると32.4ヶ月(=2.7年)です。
実測した結果、今回は15.0%表記。
先日の、ECKHARDTのバレルエイジ版と並んで、志賀高原ビール史上過去最高。
今まで以上に熟成期間は長いけど、若めの樽の個性もあって、枯れた感じというよりも、むしろフレッシュささえ感じます。
スペック的には、過去最強ですが、がんばって、価格は今までどおり据え置きます。

「もはやビールとは思えない」感じっていうのは、今までと同様なのですが、今回は複雑でありながらも、なんだかすごくバランスがいいです。

もちろん、イチローズモルトさん由来のウイスキー感はしっかりあるのですが、ビール自体の主張が、それに負けていない印象。

イチジクや杏のドライフルーツみたいな甘さを感じながらも、飲み口は意外にきれいでドライ。
食後酒としてはもちろん、食中でも十分いける感じだと思います。
甘いデザートというよりも、ナッツやチーズなんかとの相性がよさそうです。
チーズでも、ウオッシュ系とかの癖のつよいものよりも、例えば新鮮なブラータとかなんかと最高じゃないかな。
その他、脂の甘い、鴨とか豚とか。
焼き鳥の、皮とかぼんじりとか(塩かタレか悩みます)。
クリームをつかった料理もいいと思います。

ある意味、志賀高原ビールを代表するビールの一つだと思います。

枯れた感じというよりもフレッシュさも感じるというのが分かる気がする味わい。
これをゆっくりと熟成させていったとき、どのように変化していくのか楽しみなビール。
年に1、2回くらいの頻度で飲んでみて、その変化を楽しみたいと思います。






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