2019年に入って、大手ビールメーカーより新ジャンルの3種類が相次いでリニューアルしました。
リニューアルによって、それぞれおいしくなったなと思いましたが、それぞれ、どのタイミングで飲むのがいいのかなという疑問もわきまして…
せっかくなので、3種類を一度に飲み比べてみることにしました。

DSCF3742

右から、キリン 本麒麟、サッポロ 麦とホップ、サントリー 金麦です。
いつも2種類での飲み比べが多いので、グラスはいつもと異なりますが、チューリップ型のグラスを使用。
いつもと違うのは、グラスの厚みです。

DSCF3743

さて、それでは香りから。

あれ?
こうやって香りを比べてみると、意外に本麒麟の香りがホップの香りをしっかり感じました。
ただ、やっぱりアルコール臭を感じます。
ここが悔しいところ。

安定なのが金麦。
ビールに比べると香りの強さは控えめですが、サントリーらしい綺麗な香りを感じます。

そして、麦とホップの香りが、この3つだと一番、好みではないかな…
ちょっとホップなどの香りが控えめだからこそ、そう感じるのかもしれませんね。

香りは三者三様、意外に全然違います。
たぶん、香りはブラインドでも十分違いがわかると思います。

DSCF3744

続いては味わい。
ここでも違いがはっきりと出ました。

本麒麟はアルコール度数が6%、麦とホップと金麦は5%です。
その違いが、とてもよくわかる本麒麟の味わい。
アルコール感というか、これを飲みごたえというのは少し違うと思いますが、1本で十分満足できる・・・いや、1本でもういいかなと思う味わいなのが本麒麟ですね。
一本をそれなりにスムーズに飲んでいかないと、アルコール臭が味わいにも感じられるようになるのも要注意だと思います。

麦とホップは、これこそコクがあるというか、麦芽の味わいをはっきりと感じるビールです。
香りでは違和感を感じましたが、この味わいはおいしい。
一番ビールに近い味だと思います。

金麦は、飲み比べてみてはっきりとわかりましたが、この3本の中で一番すっきりとしています。
サントリーらしい香りや味わいを感じますが、ビールに比べるとかなり控えめ。
だからこそ飲みやすい味わいですね。

DSCF3745

想像以上に味わいに違いがありました。
これは面白い。

新ジャンル3種類をどう飲むのか…
味に満足感を求めるのであれば、サッポロの麦とホップでしょうか?
ビールに近い味わいをまず飲んで、麦芽のほのかに甘みを感じる味わいは、いいと思うのです。

サントリーの金麦かキリンの本麒麟については、しっかり酔っ払いたいかどうかというところでしょうか。
さっと酔っ払って、すぐに寝たいと思うときにはキリンの本麒麟を。
でも、読書やテレビを見ながら2,3本は飲みたいなと思うときにはサントリーの金麦。
というのがおすすめかなと思います。

個人的には、味に満足したいのであれば麦とホップ、京は飲むぞと考えたときには金麦という飲み方かなと思っています。
本麒麟は…このグラスでは飲みにくいかもな。

そう、このグラスってのももしかしたら関係するのかもしれないと思っています。
チューリップ型のグラスは、香りをダイレクトに感じやすいので、そのあたりが薄まれば、意外に感じ方も変わるかもしれない…
そんなことを考えて、今度はパイントグラスで飲み比べをしてみようかなと思っている今日この頃です。
変わるかどうかはわかりませんが、やってみないとね。

満足。


.