サントリーからプレミアムモルツの黒が、デザイン変更として発売になりました。
ちょうど株主優待ビールとして、一番搾りの黒生が手元にありましたので、飲み比べてみることにしました。

DSCF8464

右がキリンの一番搾り<黒生>、左がサントリーのプレミアムモルツ<黒>です。
どちらも黒い。
そしてその色合いもほぼ一緒…だと思います。

DSCF8462

それではまずは香りから。
これ、面白いくらい違いますね。
よくコーヒーのようなという表現をしますが、個人的にはコーヒーの出がらし感というか、コーヒーを淹れた後のコーヒー豆のカスの香りなのではないかと思っています。
そういう香りをキリンの一番搾り<黒生>に感じます。
サントリーのプレミアムモルツ<黒>は、焦げて少し甘みのある香り。

そういう意味では、甘みを香りから感じるかどうかという違いだと思います。
個人的には甘みがないほうが好みですので、一番搾り<黒生>が好みです。

DSCF8463

続いては味わいです。
どちらも芳ばしさは感じますがさっぱりとした飲み口です。
そんな中で、プレミアムモルツ<黒>は、焦げた芳ばしい味わいの中に甘みを感じます。
これ、けっこうしっかりとした甘み。
なんとなくベルギービールのような甘味だなと思いました。
一番搾り<黒生>は、甘みをあまり感じず、焦げた苦みが前面に出ている味わいです。
甘みをできるだけ抑えるように作っているのではないかと思う味わい。

…僕は、キリンの一番搾り<黒生>のほうが好みですね。
甘みと濃さのバランスって大切だと思うのです。
ポーターのようにまったりとした味わいに甘みが加わるとうまく奥深さが表現される気がしているのですが、甘みが強く、でもさっぱりとした味わいだどこか違和感を感じてしまうんですよね。

そういう意味で、キリンの一番搾り<黒生>。
これはいいと思いました。


満足。