今日のビール。
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犬山ローレライ麦酒 ヴァイツェン。
ヴァイツェンにしては少し色が褐色ですね。
少し芳ばしさというか酸味を感じる香りです。
口に含むと、味わいとしてもどこか芳ばしさを感じる味わい。
よくヴァイツェンの味わいに爽やかなという言い回しを使うんですけど、そういう感じではなく、芳ばしい酸味を感じる味わいという感じ。

そういえば、ヴァイツェンなのに下に溜まった酵母を入れてなかったなと思い、ボトルを揺らして酵母もグラスに注ぎます。
そうすると味わいはまろやかになりました。
爽やか…ではないけども、少し角が取れて丸みを感じる酸味のビール。
面白い。
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面白い酸味のヴァイツェンです。
なんだろうな?
うーむ。

ビアスタイルガイドラインで確認すると、「南ドイツスタイル・ヘーフェヴァイツェン」は下記のように定義されています。

へーフェヴァイツェンの色合いは、麦わら色からアンバーの範囲。
酵母入りで、見た目は非常に濁っている。
アロマの特徴はフルーティーでフェノーリック。
フェノーリックなキャラクターは、クローヴもしくはナツメグに似ており、スモーク香やヴァニラと表現されることもある。
フルーティーというのはバナナに似たエステル香で、そのレベルはローないしミディアム・ハイ。
ホップのアロマとフレーバーは、まったくないか、あってもきわめて微量である。
ホップの苦味も非常に弱い。
モルトの甘味は非常に弱いレベルからミディアム・ローの範囲。
原料には、少なくとも50%の小麦麦芽を用いなければならない。
ダイアセチルは不可。
ヘーフェヴァイツェンはアテニュエイション(発酵度)が高く、注いだときの泡立ちは非常に豊かである。
酵母を含んでいるので、イースティーな香りとふくよかなマウスフィールをもたらす。
ボディはミディアムからフルの範囲。 

色合いが麦わら色からアンバーの範囲ということで、スタイルとしては外れていないのだということが分かります。
アロマがフルーティーでフェノーリックというところ、ここはちょっとどうなのかなと思います。
かろうじてスモーク香といわれると…って感じですかね。
苦みはありません。

こういう味わいもヴァイツェンの一種なんですねってことだけは理解できました。
いや、本当にビールのスタイルは奥深い…
そんなことを考える今日この頃。

満足。